「ダニ博士」や「外来種バスター」の異名を持ちテレビでの露出も多い五箇公一さんは、黒ずくめの服装にリーゼントとサングラス、およそ学者らしからぬいで立ちです。
いったいどのような研究をしてきて、どんなきっかけであのような風貌になったのか、気になるところです。
趣味やご家族についてを含めチェックしてみました。
五箇公一のプロフィール
五箇公一(ごか こういち)さんは日本の昆虫学者、生態学者です。
1965年1月、神奈川県横浜市に生まれました。
4歳の時にお父さんを亡くし、ご両親の故郷である富山県高岡市に移ってここで高校時代まで過ごします。
子供の頃は周りが田んぼや原っぱだらけで、いろんな生き物を捕まえては世話をしていたそうです。
自然豊かな環境が、のちの進路に大きな影響を与えました。
小学校高学年くらいからプラモデルにはまったり、また風景や静物の水彩画を描いたりしていました。
高校時代は登山部に所属し、学業は非常に優秀で京都大学農学部に進学します。
農学部を選んだのは、当時バイオテクノロジーが流行り出した頃で「儲かりそう」と思ったからと言っています。
大学入学後も登山サークルで活動し、またバイクで日本一周をしました。
五箇さんの趣味は、怪獣フィギュアのコレクションと、CGで生き物の絵を描くことです。
子供の頃からの水彩画の素養があるからでしょう、五箇さんの絵は学者らしからぬと言っては失礼ですが、とてもポップな味わいがあります。
退職後は故郷の北陸でギャラリーショップを開くのが夢なのだそうです。
集めたフィギュアやプラモデルを展示して、自分の作品をグッズにして売りたいと語っています。
五箇公一の主な経歴
五箇公一さんは1988年に京都大学農学部農林生物学科を卒業し、同大大学院での昆虫学専攻を経て1990年に宇部興産(現UBE)に入社します。
宇部興産で主に殺虫剤、殺ダニ剤の研究開発に従事する傍ら、1996年3月にダニの研究により京都大学で論文博士を取得しました。
これを機に同年12月から国立環境研究所(茨城県つくば市)の研究員に転じ、化学物質の規制に関する法律改正などに従事しました。
環境省や農林水産省の環境研究に関する様々な検討会の委員を務め、また東京大学、東京農工大学、お茶の水女子大学等の非常勤講師も務めました。
現職は生物多様性領域(生態リスク評価・対策研究室)の室長で、侵略的外来種の生態リスク評価に関する研究を主導しています。
五箇公一は結婚していて子供はいるのか
五箇さんは結婚していて、社会人のお子さんが4人います。
五箇さんは仕事でほとんど家に居なかったものの、子供たちは皆自分で決めた道を進んでいるそうです。
五箇さんのお母さんは多才な人で、料理が上手な上に、油絵で賞を取ったり、運動神経抜群で60歳くらいまでスキーとテニスをやっていたり、80歳近くになって俳句でも活躍しているそうです。
五箇さんの絵の才能はお母さん譲りなのかもしれませんね。
そんなお母さんに五箇さんはコンプレックスを持っていると語っています。
五箇公一の風貌はいつから
五箇さんは国立研究所の研究者というお堅いイメージとは裏腹な黒ずくめのファッションがテレビで話題です。
まずサングラスは、山岳部にはいっていた高校時代に登山で愛用して以来とのことですので、かれこれ40年になります。
大学時代は登山だけでなくバイクに乗ってる時も愛用していたそうです。
そして黒い服装は、2000年頃に出張先でブティックに入って黒を着てみて、はまってしまったんだそうです。
こちらは約20年の経歴ですね。
テレビに出る時だけでなく、あえて海外の学会でも黒い服装で目立っていて出席者たちから「ブラック・ガイ」と呼ばれています。
五箇公一はテレビ出演をどう考えているか
五箇さんは真面目な情報番組だけでなく、「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ系列)などのバラエティ番組にも数多く出演しています。
五箇さんはその意義として、「自身のプレゼン能力を鍛えること」と「生物多様性に無関心な人たちへ問題の重要性を伝えられること」の2点を挙げています。
その意味では、特にバラエティ番組が大きな意味を持つと言っています。
まとめ
五箇さんは強面でとっつきにくい風貌ではありますが、プレゼンはウイットに富んでいてむしろ柔らかい物腰です。
そのギャップが良いのでしょうね。
メディアを活用して外来種の昆虫や感染症などについて広く警鐘を鳴らす活動は、今後も続けて欲しいものです。
以上、五箇公一さんのプロフィールなどについてでした。