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世界で最も美しい顔100人の選考基準は?決め方がびっくりだった!

2022年8月12日

※当サイトはプロモーションを含みます。

日本人のランクインで毎年のように話題になる「世界で最も美しい顔100人」というランキング。

さてこのランキングはどのような基準で選考されているのでしょうか。

調べてみると意外な実態が見えてきました。

 

世界で最も美しい顔100人とは

「世界で最も美しい顔100人」(The 100 Most Beautiful Faces)は、TC・キャンドラー(TC Candler)が主催する、一言で言えば美人ランキングです。

1990年より毎年発表されています。

 

 

 

毎年2月から年末まで、1年近くかけてほぼ毎日4人ずつノミネートしていきます。

そして年末から年始にかけてTOP100のランキングを発表するのです。

 

 

「世界で最も美しい顔100人」は女性版ですが、2013年からは男性版の「世界で最もハンサムな顔100人」(The 100 Most Handsome Faces)も発表されるようになりました。

 

世界で最も美しい顔100人の選考基準

「世界で最も美しい顔100人」および「世界で最もハンサムな顔100人」は、投票などの明確な選考基準に基づいたコンテストではありません。

閲覧者から寄せられた提案に基づく、主催者TC・キャンドラーの独断によるものです。

以前は自身のWebサイトに次のような記載がありました。

  • 人気ランキングではない。
  • 世論を反映したものというより、世論を変えようとするものである。
  • とても主観的なものである。

 

主観的ではあるものの、主催者は閲覧者から寄せられた提案を考慮しています。

考慮せざるを得ないのです。

なぜなら、主催者はこのランキングの運営に寄付を募っており、有償で提案を受付けているからです。

 

クラウドファンディングのプラットフォームとして使われることの多いPatreonでパトロンを募集しています。

寄付した金額によって、以下の権利を付与するとしているのです。

  1. Chatter(月額$3):主催者とのチャットを通じて推薦する権利
  2. Nominater(月額$5):毎月3人のノミネート権
  3. Voter(月額$10):毎月5人のノミネート権、投票権

お金をとる以上は、パトロンの意見が反映されるのは当然ですね。

より高額の寄付をした人の意見が強く反映されると言って良いでしょう。

このランキングの知名度が高い東アジアのランカーが多いワケが見えてくる気がします。

 

 

あなた好みをノミネートさせたかったら、このコンテストを支援してね、と言っています。

 

主催者TC・キャンドラーとは何者か

主催者TC・キャンドラー(TC Candler)は、イギリス生まれでアメリカ在住の自称映画評論家です。

欧米圏どころか自国でさえも殆んど無名の存在で、この人物の実績に関する資料は彼自身のWebサイト以外には見当たりませんでした。

 

肩書は「プロの映画評論家、世界で最も美しい顔100人 のクリエーター」とあります(以前は「映画評論家、プロのポーカープレイヤー」だったらしいです)。

「プロの」とありますが、要するに映画の評論を趣味とする個人ブロガーなのだろうと思います。

 

日本のスポーツ誌や日本語のウィキペディアに載ったことがよほど嬉しかったようで、自身のサイトで屈託なく大喜びしていました。

 

世界で最も美しい顔100人は報道に値するのか

上記のとおり、「世界で最も美しい顔100人」および「世界で最もハンサムな顔100人」は、自称映画評論家が個人の趣味を発信しているにすぎません。

プロ野球マニアが趣味でドリームチームを組んだり、音楽マニアが好きな歌手を並べるのと同じようなものであり、そのランキングをとやかく批判するのはお門違いというものです。

 

それと同時に「日本人の誰がランクイン!」などと報道するのは全くのナンセンスだということもわかります。

 

「世界で最も美しい顔100人」は、日本・韓国・中国以外では殆んど知られていません。

日本・韓国・中国ではなぜ知られているのかというと、報道されるからです。

なぜ報道されるのかというと、自国人がランクインしている「世界ランク」の記事はよく読まれるからです。

でも、「一個人の趣味のランキングに過ぎないけど」という但し書きがあったとしても果たして読まれるでしょうか。

 

近年、「世界で最も美しい顔100人」にランクインする東洋人は増加傾向にあります。

主催者にしてみれば、有償のサポーターを優遇するのは当然のことですよね。

 

まとめ

「世界で最も美しい顔100人」は、そもそも映画好きの個人が好きな女優をランキングしたものでした。

その結果に一喜一憂することはナンセンスだということがわかります。

ましてや「日本人が○人もランクインした!」などと報道してしまうと、何の権威も無いコンテストにお金を注ぎ込む動きに繋がってしまいます。

そろそろ主催者が純粋に自分の趣味でランキングできるように戻してあげようではありませんか。

以上、「世界で最も美しい顔100人」についてでした。

 

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