レジャー施設のサブスク「レジャパス!」は、使える人には使えるサブスクです。
ただし、予め理解しておくべきポイントや、誤解しやすい注意点もあります。
レジャパス!の評判と注意すべき点についてチェックしてみましょう。
目次
レジャパス!とは
「レジャパス!」は株式会社ORIGRESS PARKS(オリグレスパークス)が運営する、レジャー施設利用のサブスクです。
月額もしくは年額の固定料金で、多くの契約施設の利用を予約することができます。
予約可能な契約施設は例えば、よみうりランド、東京ジョイポリス、サンシャイン水族館などですが、具体的にはレジャパス!公式ページのこちらよりご確認ください。
レジャパス!のプラン比較
レジャパス!には「ライト」「スタンダード」「プレミアム」の3つのプランがあります。
サービスの比較
まずは平日に利用できそうか、あるいは土日中心になりそうかがプランを選択する分かれ道になります。
【プラン比較】 | ライト | スタンダード | プレミアム |
平日利用 | 〇 | 〇 | 〇 |
土日利用 | ✕ | 〇 | 〇 |
同一施設への来場頻度上限 | 月1回 | 月1回 | 月2回 |
高価格アウトドア系施設の利用 | ✕ | ✕ | 〇 |
月々コイン付与 | ✕ | ✕ | 50コイン |
平日に休みがとれるならライトプラン、土日利用が中心ならスタンダードプランがおすすめです。
更には、スキー場・キャンプ・グランピング施設等、比較的高価格なアウトドア系施設の利用をお考えなら、プレミアムプランが選択肢に入ってくるでしょう。
料金の比較
レジャパス!の料金体系は、「月払い」と「年パス」に分かれます(後述しますが、月払いは最短でも3か月間の縛りがあります)。
【月払い】
「月払い」料金 (金額は税込) |
ライト | スタンダード | プレミアム |
大人料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,378円 |
ファミリー 大人料金 |
1,958円 | 2,728円 | 3,828円 |
ファミリー 小人料金 |
1,408円 | 1,848円 | 2,948円 |
【年パス】
年パスは、月払いよりも年間で1か月分お得です。
「年パス」料金 (金額は税込) |
ライト | スタンダード | プレミアム |
大人料金 | 23,958円 | 36,058円 | 48,158円 |
ファミリー 大人料金 |
21,538円 | 30,008円 | 42,108円 |
ファミリー 小人料金 |
15,488円 | 20,328円 | 32,428円 |
レジャパス!のレジャコインを活用する
レジャパス!にはレジャコインという独自のポイント制度があり、レジャコインを貯めることによってよりお得にレジャパス!を利用できます。
レジャコインは、提携のレジャー施設を利用したり、アンケートに答えたり、SNSで投稿したりすることで貯まります。
そしてどのプランも、レジャパス!を1ヶ月間使用しなかった場合は、50コイン(千円相当)が戻ってきます。
よって遊びに行けなかった月でも丸損にはなりません。
またプレミアムプランでは、更に月々50コインが付与されます。
貯まったレジャコインは、自分以外の友人や家族分の予約に使用することができます。
なお施設によって消費コイン数は異なります。
施設毎の消費コイン数は、マイページにログインした先の施設詳細ページに掲載しています。
レジャパス!は遊び放題ではない!
レジャパス!は会費を払うことで入場料が無料になるサービスです。
入場料とは別にアトラクション等の料金を設定している施設では、レジャパス!の会費でカバーできるのは原則として入場料だけです。
レジャパス!で予約したら、施設で遊び放題になるわけではありません。
(一部を除き)有料アトラクション等は別途費用となりますので、施設で購入する必要があります。
他にもあるレジャパス!の注意点
レジャパス!には、他にも注意すべき点がいくつかあります。
3か月縛り
レジャパス!の公式ページには、以下の記載があります。
3ヶ月の継続利用が必要 です。 3ヶ月目までは、解約できません。
(例:登録日が6/6の場合、9/5までのご契約) (レジャパス!公式HPより)
つまり、月払いを選択しても最低3か月分は支払わなければなりません。
1か月の長期休暇を取得して遊びまくる場合も、1か月だけ利用というわけにはいかないのです。
ちなみに、月払いではなく「年パス」で登録した場合は、12か月間の途中解約・払い戻しはできません。
専用予約枠が埋まると使えない
レジャパス!は、会員になれば自由に施設に入場できるわけではありません。
予めマイページにログインして、利用の予約をしておく必要があります。
この予約に関する注意点として、レジャパス!の公式ページには以下の記載があります。
レジャパス!は専用予約枠を取り扱っています。利用可能な施設として掲載されていても、人気がある施設やキャパシティが少ない施設は、時期や曜日により専用予約枠が少ない、または予約できない場合があります。あらかじめご了承ください。(レジャパス!公式HPより)
これについては、どの施設でどのような制約の可能性があるのか、具体的な記載がありません。
会員登録して、マイページにログインしないと各施設の予約枠や予約可否などはわからないのです。
具体的な情報がないのに「予めご了承ください」というのはあんまりな気がします。
同じ施設は月1回まで(プレミアムプランを除く)
レジャパス!のライトプランとスタンダードプランは、「同一施設への来場頻度上限」が月1回となっています。
つまり、同じ施設には1か月以内に1回しか行けません(プレミアムプランは月2回まで)。
ですので、利用したい施設が多い人は良いですが、行きたい施設が1つしかない場合は月1回の利用で元が取れるか、施設の正規料金と比較してみましょう。
なおこの「月1回」が指す期間は、利用日からの1か月間です。
ある施設を利用したら、次に利用できるのは翌月の同日になります。
例えば5月5日に利用した場合、次に同じ施設を利用できるのは6月5日以降ということです。
【2022年6月2日訂正】
4月のサービス開始直後にレジャパス!の運営事務局へ問い合わせて上記の回答を得ていましたが、その後公式HPに異なる内容が追記されましたので、下記のとおり訂正します。
なおこの「月1回」が指す1か月間は、「請求日から次回請求日の前日まで」です(公式HPには「請求日から次回請求日まで」と記載されていますが誤りだと思われます)。
ある施設を利用したら、次にその施設を利用できるのは次回の請求日以降になります。
請求日とは
レジャパス!の利用開始日(レジャパス!で最初に施設を利用した日)、および毎月の同日です。
例えば5月5日がレジャパス!の利用開始日であれば、5月5日が初回請求日で、以後の請求日は6月5日、7月5日・・・となります。
5月5日が初回請求日であれば、毎月5日から翌月4日までの間に同じ施設を利用できるのは1回のみ(プレミアムプランは2回まで)ということです。
「5月中に利用したら、次は6月に利用できる」というわけではないのでご注意ください。
レジャパス!の評判
レジャパスの評判をいくつかピックアップしてみます。
東京タワー、登ってきた♪
レジャパス!(定額の遊び放題:月2178円)利用で、
トップデッキは別料金だから、
メインデッキ(1200円)まで。東京23区で1番高いところにある
タワー大神宮の絵馬がかわいい♪同施設は、月一回だから、
毎月登ろうかな😁 pic.twitter.com/kVF6xlNh4C— りつこ (@MRN_morino) April 21, 2022
レジャパス!の料金でその施設のどこまで利用できるのか、予め確認しておくことが大切です。
メモ:レジャパス
土日祝日込プランスタンダード3278円税込み
※申込後3ヶ月の継続利用が必要
夏季の間だけでも動物園で年パス買うよりお得感あるかな
— きみ (@kimi10105) April 15, 2022
1か所に月何度も行きたいのであればレジャパス!はミスマッチですが、行きたい施設が複数あって月に何度も出かけられるならお得感がありますよ。
レジャパス!はお得なのか
レジャパス!がお得かどうかは、利用可能施設(こちら)を確認して魅力を感じるかどうかです。
毎月行きたい施設が複数あるなら、元が取れる可能性は高いでしょう。
これはもう、住んでいる場所に依るところが大きいですね。
利用できる施設は首都圏が圧倒的に多いので、首都圏在住の方はメリットを享受しやすいと思います。
同一施設は月1回までという制約がありますので、繰り返し行きたい施設が1つしか無いとメリットは少なくなります。
行きたい施設の正規料金をチェックして、コスト比較をしてみましょう。
交通費などの付帯費用と時間をかけて行くわけですから、レジャパス!の元を取るためだけに無理して行くのなら本末転倒だと思います。
つまりは、お得になるかどうかはあなた次第ということです。
まとめ
レジャー施設のサブスク「レジャパス!」で元を取るには、注意事項を把握したうえで、計画的に利用する必要がありそうです。
どんなサブスクもそうでしょうけど、レジャパス!は使える人には使えます。
利用可能施設をチェックして、自分向きと判断したら使い倒しましょう。
以上レジャー施設のサブスク、レジャパス!についてでした。