生活・社会

バースデードネーションのやり方。引退馬だけじゃない。

2022年4月16日

※当サイトはプロモーションを含みます。

SNSでバースデードネーションという聞きなれない言葉が話題になっていました。

バースデードネーションって、誕生日に自分が寄付すること?自分が寄付してもらうこと?

どうやら違うようです。

 

バースデードネーションとは

バースデードネーションは「バースデー(誕生日)」+「ドネーション(寄付)」の造語。

自分の誕生日を祝ってくれる仲間や友人たちに、自分が応援する団体への寄付を働きかける活動です。

「私へのプレゼントの代わりに、私が応援しているこの団体に寄付してくれたら嬉しい」とお願いするわけです。

お願いされた仲間や友人たちだって誕生日を祝う人が喜ぶことをしたいはずですから、寄付することに共感が得られれば皆がハッピーになるということですね。

 

引退馬のバースデードネーション

ナイスネイチャという1990年代に活躍した元競走馬をご存知でしょうか。

重賞を4勝してG1レースの常連でしたから一線級の強い馬でしたが、結局G1を勝つことはありませんでした。

種牡馬にはなったものの産駒は数頭のみで、目立った活躍馬は出せませんでした。

現在34歳で、人間に換算すると100歳近いそうです。

認定NPO法人の引退馬協会は、ナイスネイチャの誕生日(4月16日)に合わせて、引退馬を支援する寄付を1か月間募っています(Syncable:ナイスネイチャ・34歳のバースデードネーション[認定NPO法人 引退馬協会])。

引退馬協会の広報部長という「肩書」のナイスネイチャが、「僕の誕生日に引退馬たちを支援して」と働きかけているテイの活動です。

今年が6回目の募集ですが、昨年はナイスネイチャの登場するゲーム「ウマ娘」の大ヒットにより総額3,500万円以上の募金が集まりました。

それで今年も引き続き話題になっています。

寄付した人が「これで美味しいものを食べて長生きして」とナイスネイチャに呼び掛ける書き込みがありましたが、この人は趣旨を誤解しています。

集まった寄附金はナイスネイチャの飼育に充てられるわけではありません。

ナイスネイチャの誕生日をきっかけに、ナイスネイチャを広告塔として引退馬たちへの寄付を募る活動なのです。

 

バースデードネーションのやり方

寄付型クラウドファンディングのサイト「Syncable」に、たくさんの寄付キャンペーンが掲示されています。

共感したキャンペーンに応募できますし、仲間たちに寄付を働きかけることもできます(Syncable:キャンペーン)。

また、寄付を集めるページを自ら立ち上げることも可能です(Syncable:寄付を集める)。

 

まとめ

バースデードネーションは、自分の誕生日をきっかけに、自分の応援する団体を仲間たちにアピールし、自分へのプレゼントの代わりに寄付を働きかける活動です。

きちんと説明して共感してもらえれば、皆が充実感を得ることが可能です。

ただし、働きかけが強引すぎたり、「他の人にも拡散して」としつこすぎたりすると、関係がこじれたり、ネズミ講と誤解されたりしかねませんのでご注意ください。

以上、バースデードネーションの話題でした。

 

-生活・社会