POG2022-2023シーズンは、ディープインパクト産駒の最終世代です。
JRAでデビューするとみられるのは僅か6頭。
記念として何が何でも獲りたい人は別にして、産駒のデキは気になりますよね。
POG歴20年で最近5年間は負けなしの私が、6頭をジャッジします。
目次
母ゴーマギーゴー(馬名 オープンファイア)
性別 | 牡 |
---|---|
生年月日 | 2020年1月25日 |
母父 | Ghostzapper |
調教師 | 斉藤崇史 |
馬主 | 長谷川祐司 |
生産者 | ノーザンファーム |
セレクトセール1歳で、3億円の値が付きました。
母は米ダート重賞を2勝しています。
ただ、父ハーツクライの半姉は芝で4戦して未勝利のまま引退(繁殖入り)しました。
筋肉質で510kgを超す大型馬と見た目はディープに似ておらず、デビューも早くはないようです。
実績のある斉藤師が「素質は高い」と評価しているそうですが、上位で指名するには勇気が要ります。
上位で消えたらやむなし、と考えています。
母スイープトウショウ(馬名 スイープアワーズ)
性別 | 牡 |
---|---|
生年月日 | 2020年2月27日 |
母父 | エンドスウィープ |
調教師 | 友道康夫 |
馬主 | 大塚亮一 |
生産者 | ノーザンファーム |
セレクトセール1歳で、2億円で落札されました。
母はG1を3勝した名牝で、母の国内での実績を比べると6頭の中でピカイチの存在です。
母の仔は上に9頭おり、うちJRAで勝ち上がった馬は5頭ですが、重賞馬はいません。
父ディープも2頭いて共に勝ち上がってはいますが、期待値に比べるとPOG期間内のリターンは地味です。
兄姉同様に競馬に集中できない気性の懸念があり、上位では指名しにくい馬だと思います。
ただし、友道厩舎というのはクラシックに向けて推し材料ではあります。
上位で消える可能性は高いですが、それならそれでやむを得ません。
母イルミナント(馬名 ライトクオンタム)
性別 | 牝 |
---|---|
生年月日 | 2020年2月4日 |
母父 | Quality Road |
調教師 | 武幸四郎 |
馬主 | 社台RH |
生産者 | 社台ファーム |
社台RHの募集価格は5,000万円。
母は米国の芝G1馬で、この馬が初子です。
初仔でディープは繁殖牝馬として期待されている証拠でしょうが、私のポリシーとして初仔は様子見しようと思っています。
デビューは秋以降のようです。
母フォルト(馬名 メズマライジング)
性別 | 牝 |
---|---|
生年月日 | 2020年1月22日 |
母父 | Blame |
調教師 | 藤原英昭 |
馬主 | 社台RH |
生産者 | 社台ファーム |
社台RHの募集価格は6,000万円。
母は米国のダートG1馬ですが、血統は欧州の芝で実績のある構成でもあります。
この馬が初子です。
血統的にも母の実績面でも期待は大きいのでしょうが、やはり初仔は冒険だと思っていますので様子見するつもりです。
この馬と母イルミナントは、共に牝馬で、共に母が米国G1馬で、共に初子で、共に社台RHの募集馬ということで、似た者同士な印象があります。
どちらかを指名してもう一方が走ったら悔しいでしょうね。
母ワッツダチャンセズ(馬名 シックポップアスク)
性別 | 牝 |
---|---|
生年月日 | 2020年2月10日 |
母父 | Diamond Green |
調教師 | 梅田智之 |
馬主 | 廣崎利洋HD(株) |
生産者 | 追分ファーム |
セレクトセール1歳で、牝馬ながら1億2千万円で落札されました。
母は米国の芝G1馬です。
上の2頭も父ディープですので、母が繁殖牝馬として期待されているのは間違いありません。
しかし上の2頭合わせて1勝のみと、今のところ結果は出ていません。
中位以上で指名するには材料が乏しい一頭です。
母ジュエルメーカー(馬名 エレガントギフト)
性別 | 牝 |
---|---|
生年月日 | 2020年1月10日 |
母父 | エンパイアメーカー |
調教師 | 杉山晴紀 |
馬主 | 長谷川祐司 |
生産者 | チャンピオンズファーム |
6頭の中で唯一、非社台系の生産者です。
セレクトセール1歳では値が付かず主取となりましたが、その後母ゴーマギーゴーの馬主と同じ長谷川祐司氏が購入しました。
米国血統の母が挙げた4勝は、すべてダートのレースでした。
セリで売れなかった理由はその辺りにあるのかもしれませんが、杉山師によると「この馬は芝向き」とのことです。
ただこの馬は初子ですので、下位で残っていたら考える程度と思っています。
まとめ
6頭をまとめると、以下のような感じです。
- 性別:牡は2頭だけ(母ゴーマギーゴー、母スイープトウショウ)
- 生年月日:全て早生まれ(2月までに生まれている)
- 兄姉の実績があるのは母スイープトウショウだが、それでもPOG期間内は地味め。
- 生産者:母ジュエルメーカーを除き社台系列
私の見解としては、上位でどうしても獲りたい馬はいませんでした。
下位で残っていれば記念に獲るかもしれませんが、牡の2頭は上位で消えそうですね。
セリの値段はご祝儀価格のようなものなので、惑わされないようにしたいものです。
以上、ディープインパクトのラストクロップ6頭についてでした。