地味ながらも侮れないのがテレビ東京の番組です。
いかにも低予算っぽい雰囲気ですが、独特の味があります。
そんなテレビ東京は全国放送ではなかったということをご存知でしたか?
この度TVerによる全国配信を開始し、日経新聞に「お詫び」広告を掲載したことが話題になっています。
テレ東は全国放送ではなかったのか
テレビ東京がメインにカバーするのは関東の1都6県で、これ以外に系列局があるのは北海道、愛知、大阪、岡山、香川、福岡です。
大きな都市でも視聴できない場合があり、全国のカバー率は6割程度だそうです。
考えてみれば、全国放送ではなかったからこそ地味で低予算っぽかったのですね。
私は特に月曜夜の「Youは何しに日本へ?」から「世界!ニッポン行きたい人応援団」への流れに、ついつい見入ってしまいます。
子供の頃は「東京12チャンネル」で外国のアニメを観るのが日課でしたし、父親がプロレスやボクシング等の格闘技をよく観ていたのを思い出します。
日米対抗ローラーゲーム(ローラースケートの格闘技)なんていう番組にも、愛国心を掻き立てられて熱狂していました。
成人してからも経済番組は内容が濃く独自性が高い印象です。
低予算なりの戦略に一本筋が通っているように感じるのです。
テレ東がTVerで全国配信開始
そんなテレビ東京は、2022年4月11日より無料のテレビ番組視聴アプリ「TVer(ティーバー)」によるリアルタイム配信を開始しました。
晴れて全国放送になったということですね。
ネット上では、今まで希少価値が高かったテレビ東京の番組をリアルタイムで視聴可能になった人々から喜びの声が挙がっていました。
テレ東が日経新聞でお詫び広告
TVerでのリアルタイム配信を開始する前日の4月10日、テレビ東京は日経新聞に告知広告を掲載しました。
全面広告は「お詫び」の体裁で、「あたかも全国放送しているかのようにふるまっていたこと」を謝罪。
さらには今まで視聴できなかった地域の人々のツイートも掲載して「長い間、ご不便をおかけして大変申し訳ございませんでした」とも詫びていました。
このユーモアたっぷりの広告も、SNSで話題になっていました。
まとめ
全国ネットの民放局とは一線を画し、独自路線を進んできたテレビ東京。
実質上の全国放送となったことで、広告収入も増えて予算もアップするんでしょうか。
そうなると、全国ネットの民放各社に真っ向勝負していく路線に変わっていくのでしょうか。
なかなか興味深いところです。
以上、テレビ東京の全国配信に関する話題でした。