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最後のディープ産駒の評価。全6頭を診断【POG2022-2023】

2022年5月27日

※当サイトはプロモーションを含みます。

POG2022-2023シーズンは、ディープインパクト産駒の最終世代です。

JRAでデビューするとみられるのは僅か6頭。

記念として何が何でも獲りたい人は別にして、産駒のデキは気になりますよね。

POG歴20年で最近5年間は負けなしの私が、6頭をジャッジします。

 

母ゴーマギーゴー(馬名 オープンファイア)

性別
生年月日 2020年1月25日
母父 Ghostzapper
調教師 斉藤崇史
馬主 長谷川祐司
生産者 ノーザンファーム

セレクトセール1歳で、3億円の値が付きました。

母は米ダート重賞を2勝しています。

ただ、父ハーツクライの半姉は芝で4戦して未勝利のまま引退(繁殖入り)しました。

筋肉質で510kgを超す大型馬と見た目はディープに似ておらず、デビューも早くはないようです。

実績のある斉藤師が「素質は高い」と評価しているそうですが、上位で指名するには勇気が要ります。

上位で消えたらやむなし、と考えています。

 

母スイープトウショウ(馬名 スイープアワーズ)

性別
生年月日 2020年2月27日
母父 エンドスウィープ
調教師 友道康夫
馬主 大塚亮一
生産者 ノーザンファーム

セレクトセール1歳で、2億円で落札されました。

母はG1を3勝した名牝で、母の国内での実績を比べると6頭の中でピカイチの存在です。

母の仔は上に9頭おり、うちJRAで勝ち上がった馬は5頭ですが、重賞馬はいません。

父ディープも2頭いて共に勝ち上がってはいますが、期待値に比べるとPOG期間内のリターンは地味です。

兄姉同様に競馬に集中できない気性の懸念があり、上位では指名しにくい馬だと思います。

ただし、友道厩舎というのはクラシックに向けて推し材料ではあります。

上位で消える可能性は高いですが、それならそれでやむを得ません。

 

母イルミナント(馬名 ライトクオンタム)

性別
生年月日 2020年2月4日
母父 Quality Road
調教師 武幸四郎
馬主 社台RH
生産者 社台ファーム

社台RHの募集価格は5,000万円。

母は米国の芝G1馬で、この馬が初子です。

初仔でディープは繁殖牝馬として期待されている証拠でしょうが、私のポリシーとして初仔は様子見しようと思っています。

デビューは秋以降のようです。

 

母フォルト(馬名 メズマライジング)

性別
生年月日 2020年1月22日
母父 Blame
調教師 藤原英昭
馬主 社台RH
生産者 社台ファーム

社台RHの募集価格は6,000万円。

母は米国のダートG1馬ですが、血統は欧州の芝で実績のある構成でもあります。

この馬が初子です。

血統的にも母の実績面でも期待は大きいのでしょうが、やはり初仔は冒険だと思っていますので様子見するつもりです。

この馬と母イルミナントは、共に牝馬で、共に母が米国G1馬で、共に初子で、共に社台RHの募集馬ということで、似た者同士な印象があります。

どちらかを指名してもう一方が走ったら悔しいでしょうね。

 

母ワッツダチャンセズ(馬名 シックポップアスク)

性別
生年月日 2020年2月10日
母父 Diamond Green
調教師 梅田智之
馬主 廣崎利洋HD(株)
生産者 追分ファーム

セレクトセール1歳で、牝馬ながら1億2千万円で落札されました。

母は米国の芝G1馬です。

上の2頭も父ディープですので、母が繁殖牝馬として期待されているのは間違いありません。

しかし上の2頭合わせて1勝のみと、今のところ結果は出ていません。

中位以上で指名するには材料が乏しい一頭です。

 

母ジュエルメーカー(馬名 エレガントギフト)

性別
生年月日 2020年1月10日
母父 エンパイアメーカー
調教師 杉山晴紀
馬主 長谷川祐司
生産者 チャンピオンズファーム

6頭の中で唯一、非社台系の生産者です。

セレクトセール1歳では値が付かず主取となりましたが、その後母ゴーマギーゴーの馬主と同じ長谷川祐司氏が購入しました。

米国血統の母が挙げた4勝は、すべてダートのレースでした。

セリで売れなかった理由はその辺りにあるのかもしれませんが、杉山師によると「この馬は芝向き」とのことです。

ただこの馬は初子ですので、下位で残っていたら考える程度と思っています。

 

まとめ

6頭をまとめると、以下のような感じです。

  • 性別:牡は2頭だけ(母ゴーマギーゴー、母スイープトウショウ)
  • 生年月日:全て早生まれ(2月までに生まれている)
  • 兄姉の実績があるのは母スイープトウショウだが、それでもPOG期間内は地味め。
  • 生産者:母ジュエルメーカーを除き社台系列

私の見解としては、上位でどうしても獲りたい馬はいませんでした。

下位で残っていれば記念に獲るかもしれませんが、牡の2頭は上位で消えそうですね。

セリの値段はご祝儀価格のようなものなので、惑わされないようにしたいものです。

以上、ディープインパクトのラストクロップ6頭についてでした。

 

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