かつて事務所からの独立騒動から改名し、地上波放送のドラマで目にすることがほぼ無くなってしまった「のん(能年玲奈)」さん。
最近はテレビCMで見かけますし、映画「さかなのこ」の主演でも話題になっています。
現在は女優だけでなく「創作あーちすと」の肩書きでも活躍している「のん」さんの、2016年に改名した前後の年収を比較してみます。
のん(能年玲奈)の改名前の年収
のん(能年玲奈)さんはレプロエンタテインメントに所属した当初、給与は月5万円だったと言います。
寮として無料でまかない付きの高級マンションがあてがわれ、若いタレント4,5名で住んでいました。
マンションの相場とまかない費用は不明ですが、仮に月20万円とすると、給与と合わせて年収300万円だったということになります。
2013年にブレイクしたNHKの「あまちゃん」放送中は、給料は月5万円から20万円に増額されました。
加えて200万円のボーナスが支給されたということなので、「あまちゃん」当時の年収は680万円程だったようです。
会社員の管理職ぐらいですね。
そして翌年には実績を考慮して合計1,000万円以上の報酬になりました。
合計1,000万円は20歳そこそこの女性としては高給ですが、知名度抜群の国民的女優としては夢の無い金額とも言えるでしょう。
のん(能年玲奈)の改名後の活動
のんさんは事務所との対立が決定的になった2015年以降、地上波の民放ドラマの仕事が無くなりました。
オファーがあっても、追って取り下げの連絡が入る状態だそうです。
ですので、女優としての活動は映画や舞台などが中心であり、地上波の民放ではCM出演が主なものです。
のんさんは「創作あーちすと」という肩書でも活動しています。
アーティストと名乗るのはおこがましいという思いがあり、胡散臭さを保つために、“あーちすと”と名乗っているそうです。
映画監督、音楽活動、創作物の個展、アートブック制作など、大手芸能事務所に所属していたなら手をつけなかったであろう多種多様な活動をしています。
のん(能年玲奈)の改名後の年収
のんさんの現在の収入源で主なものは、CM出演料です。
2020年は15本以上、2021年は10本程度のCMに起用されています。
ドラマ主演クラスであれば1本3,000万円以上があたり前ですが、のんさんは1,000万円以下の報酬で受けているといわれ、知名度の割にコスパが高いと言えるでしょう。
のんさんのCM報酬が安いのは、地元である関西や「あまちゃん」以来特に人気が高い東北地方限定のローカルCMにも積極的に出演しているからです。
ローカルCMでは100万~数百万円程度の報酬で受けていることが多いと思われます。
仮に平均500万円として、年間10本で5,000万円です。
のんさんは日本国内だけでなく、中国・香港・台湾でも人気が高いため、これまでロート製薬やユニクロの中国語圏のCMにも起用されています。
収入面で言えば、今のところこのCM出演料が大部分を占めているようです。
のんさんの今の所属は個人事務所なので、マネジメント手数料や数名分の人件費を除けば、ほぼのんさんの報酬になると思われます。
よってのんさんの年収は、少なく見積もって5,000万円といったところでしょう。
大手芸能事務所では異議を唱えてやっと1,000万円でしたから、当時と比べてかなりの報酬アップです。
まとめ
のんさんは今のところ、地上波の民放ドラマで目にすることは殆んどありませんが、高い知名度の強みがありCMで数多く起用されています。
このCM出演だけで年間数千万円を稼いでいると思われ、干されているというイメージの割には高収入なことに驚かされます。
これに加えて、「創作あーちすと」の活動も軌道に乗ってくれば更に高収入が期待できるでしょう。
以上、のんさんの今の年収や収入源についてでした。