かつては朝の名物コーナーとしてお馴染みだった「ウィッキーさんのワンポイント英会話」。
ウィッキーさんは今どうしているのでしょうか。
またウィッキーさんのご家族についてもまとめていきます。
ウィッキーさんのプロフィール
ウィッキーさんの本名は、アントン・ウィッキー・アンパラヴァナル(Anton Wicky Ampalavanar)。
1936年9月26日生まれの国際比較学者、タレントです。
血液型はB型。
ウィッキーさんはスリランカ最大の都市コロンボの裕福な家庭の出身です。
どのくらい裕福だったかと言うと、11歳の頃からたびたび家族でスイスに旅行していて、自国で雪はほぼ降らないにもかかわらず日本に来る前にスキーはある程度滑れたということです。
国立セイロン大学からカリフォルニア大学への留学中に東京大学の檜山義夫教授と知り合い、1961年に文部省の国費留学生として来日しました。
しかし来日当時は日本語が全く話せず、日本の授業は英語で受講できるものと思っていたため日本語の習得に大変な苦労をされたそうです。
東京大学農学部大学院で海洋生物学を学び、苦労の甲斐あって1969年に博士号を取得しました。
大学院生時代から英会話講師のアルバイトをやっていて、その生徒のつてで1979年より日本テレビ「ズームイン!!朝!」のコーナー「ウィッキーさんのワンポイント英会話」を担当することになりました。
このコーナーは15年後の1994年3月の番組リニューアルで終了しましたが、その後も単発で何度かコーナーが復活したり、別の番組で類似のコーナーに出演したりしました。
またウィッキーさんには英会話本を中心に十数冊の著作があります。
ウィッキーさんの専門は海洋生物学であり、奥羽大学教授ほかで教鞭をとっていました。
「ウィッキーさんのワンポイント英会話」終了後は、大学の仕事を優先してレギュラー番組への出演を断っていたそうです。
ウィッキーさんは今どうしてる?
ウィッキーさんは85歳を過ぎており、とっくに引退してもおかしくない年齢です。
ところが、都内のカルチャーセンターなどで英会話の講師を、週7日行っているというのですから驚きです。
そして週1回ラジオ番組も担当しています。
エフエム甲府『ごきげんな昼下がり』の「ウィッキー PICK UP」というコーナーです(木曜12:40頃から)。
さらには、結婚式の司会を引き受けることも。
ちなみに司会のギャラは1回15万円で破格の安さです。
そんなウィッキーさんは、2003年にくも膜下出血で倒れ、一時は心肺停止になるほどでした。
幸い後遺症はないものの、見た目がかつてのウィッキーさんではないことや、しゃべり方がゆっくりになっていることから、テレビ出演はセーブしているそうです。
ウィッキーさんはなぜここまで働き続けるのでしょう。
それは、祖国スリランカのためなのでした。
かの地に保育園を5つ設立し、今でも子供たちの衣服を買う資金を援助しているのです。
頼られているため、頑張って働かざるを得ないのだといいます。
ウィッキーさんの奥さんや子供はいるのか
ウィッキーさんの夫人は英会話学校の教え子だった日本人です。
夫人との間にはガネシュと言う名の息子さんがいます。
ガネシュさんは慶応大学医学部からハーバード大学に進み小児神経科の研究をしていたという優秀な方ですが、現在のポストは不明です。
このガネシュさんは「ウィッキーさんのワンポイント英会話」に2週間出演したことがあります。
1988年4月にウィッキーさんが盲腸炎で出演できなくなり、ガネシュさんがその代役を務めたのでした。
まとめ
生放送でウィッキーさんに「グッドモーニング!」と声を掛けられた人が緊張して受け答えしている様子を、ハラハラしながら見た記憶があります。
あれからもう30~40年になるんですね。
ウィッキーさんは85歳を超えるいまも現役で、英会話の教育を中心に活躍されています。
どうか無理のない範囲で活動を続けて頂きたいものです。
以上、ウィッキーさんの現在とご家族についてでした。