生活・社会

マスクはいつまで?ずっと外さないのはヤバいワケ

2022年4月24日

欧米では、マスク着用規制が緩和される動きが広がっています。

対して日本では、引き続き基本的な新型コロナ対策のひとつとして、国はマスク着用の徹底を要請しています。

出口は見えつつあるのでしょうか。

 

マスクを外せない3度目のゴールデンウィーク

2022年4月22日、報道によると山際新型コロナ対策担当大臣は、「まだ一律に国民に示せる段階ではない」として、今年もゴールデンウィークに向けて改めてマスク着用などの基本的な感染対策の徹底を求めました。

また、日本医師会の中川俊男会長は20日、「ウィズコロナの状態でマスクを外すという時期は日本においてこない」との見解を示しています。

 

マスクはいつまで?

山際大臣は「将来的に、このマスクをつけた生活を続ける必要があるかどうかということは、当然議論していかなくてはいけない」と述べていますので、まだマスクがいつまでなのかという具体的な検討には至っていない印象です。

ひとつの目安としては、ワクチン接種希望者の3回目接種が完了することと、飲み薬が承認されて十分な供給がなされることだろうと思われます。

前者のワクチン接種希望者の3回目接種は今年の夏には終わっているでしょうが、後者の飲み薬については承認の目途が立っていません。

 

マスクを外したくない事情も

そもそも日本においては、他の国では例を見ないほど国民のマスクに対する拒否反応が少ないです。

このことが、国がマスク着用規制の解除をなかなか検討しない要因になっていると思われます。

コロナ禍になる前より、特にインフルエンザや花粉症の季節である冬から春にかけてを中心に、マスクをつけている人は相当数存在しました。

そしてこのコロナ禍でマスクをつけて外出することに慣れてしまうと、目もと以外は化粧をしなくて良い手軽さから「もう戻れない」という女性は多いです。

男性でも髭剃りをしなくても良いのでマスクの下で髭を伸ばし始めた人が、私の周りにも何人かいます。

 

特に子供がずっとマスクはヤバいワケ

感染症には、大人になってから罹患すると重症化するけれども、子供のうちにかかっておけば軽症や無症状で済むものがあります。

例えばヘルパンギーナや手足口病などですが、これらはコロナ禍でマスク着用が徹底されている間の感染者が激減しています。

子供のうちに感染しておきたい感染症にかかることができない、という問題があるのです。

また清潔すぎる生活を続けることで、抵抗力が弱まる恐れもあります。

このままマスク生活を続けていると、今の子供たちが大人になる頃に、感染症の重症化が社会問題になる可能性があります。

また、成長著しい子供の時期は、身体も脳も大量の酸素を必要とします。

マスクが健全な発育を妨げてしまう恐れもあるのです。

 

まとめ

ここ2~3年の間、インフルエンザの感染者が異常なほど減少しています。

おそらくコロナ対策の副産物でしょう。

このことを手放しで喜んで良いのかどうかは、今はよくわかりません。

マスクによって日本人は、抵抗力がとりわけ低い民族になってしまうかもしれない、ということです。

以上、日本のマスク規制はいつまでなのか、という話題でした。

 

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